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るしな現地レポートNo.4

12月1日国際エイズデー

トロ村にて素人芝居!!!エイズ予防とエイズ差別について訴える


恒例のエイズ芝居は好評!300人以上が鑑賞

エイズ・キャンペーンでの素人芝居の風景  本現地レポートNo.1でもお知らせしましたが、現在、急速な勢いでカンボジア農村にエイズ感染が広がっており、“るしな”が拠点にしているバッタンバン郡トロ村でも最初の死亡者が出ています。お上りさんで街(特にプノンペン)に出た男性諸子が、行楽気分のままに性を買い、お土産にHIVウイルスをもらって村に帰り、発症するケースが後を立ちません。2〜3年前はプノンペン等でものすごい勢いで感染しているという話が聞かれましたが、当時すでに感染は農村部にも広がっており、現在、発症事例が続出しています。
 プノンペン等ではエイズに関する情報もある程度広がり、コンドームの使用は一般的になっていると見られますが、農村部より出てきた人々の場合、コンドーム使用の習慣や知識がなく、「俺の身体は強いから、エイズにはならない」と豪語し、コンドーム使用を怠り、感染につながるケースが後を絶たない模様です。テレビでもエイズ患者家族が出演する短いドラマを放映するなど、エイズ教育に国連・NGO・保健省等がかなり力を入れてはいますが、人々の習慣や意識が変わるまでには時間がかかり、感染はまだまだ広がると見られます。
 “るしな”HOPE「どさんこ海外保健協力会(HOPE)」では、1996年より毎年国際エイズデーには芝居を村で上演し、エイズ予防について村人に知らせ、サンプルとしてコンドームを配布して来ましたが、今年からは、予防に加えて、エイズ患者家族への差別を考慮に入れた内容にしています。日本等では個人のプライバシーがある程度保護され、地域の誰がエイズに感染しているかは容易には知ることができないようになっていますが、カンボジア農村においては、残念ながらそうではなく、プロイバシーに関する情報が簡単に地域に広がってしまうような状況があります。
エイズ・キャンペーンでの素人芝居を見物する皆の衆  また、村人にとって得体の知れないエイズがいかに感染するか、について正確な情報はなかなか知り難く、それに加えて、非常に無責任な憶測や噂が村の中を飛び交っているので、エイズ患者家族への差別は増幅される一方です。例えば、犬や豚や鶏が患者家族の庭に入ると病気を持って帰ってくる、云々の類です。こういった噂は、誰かが頑として否定しないとなかなか村の中でなくならず、差別や隔離を促すの原因となります。また、エイズ患者家族がこういった噂に翻弄され、村の中でとても肩身の狭い思いをし、ときには命を絶つケースも見られるのは、エイズ感染そのものとともに社会がもたらす二次的な悲劇と言えます。
 “るしな”としてはこういったキャンペーンを30の協同組合全域で展開したいという計画はあるのですが、他団体の保健プロジェクトと交錯しているため、当面は“るしな”HOPEによる保健プロジェクトの実施は一部の協同組合に限定して実施しています。具体的にはバッタンバン州ボヴァル郡ではCRS(カトリック・リリーフ・サーヴィシィズ)バンチェイ・ミンチャイ州ではUNDP(国連開発計画)タケオ州ではJOCS「キリスト教海外医療協力会」です。将来は地域保健の取組みを地域の組織(例えば、コミュニティー協同組合)が自発的に取り組む形で統合化する必要があると考えられます。

環境事業団地球環境基金よりの視察団(99/12/9〜10)に船で
現地訪問をお奨めしていましたが、日本大使館のご助言により
急遽、空路に変更となりました。(ああ、日本大使館・・・)

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